11時で交代すると、一気に忙しくなった。
私はオーダーが入れば飲み物やケーキとかの用意に追われていたから接客は全然やってなかったんだけど…
「優奈、変わろう!!」
オーダーを持ってきた未希がいきなりそんなことを言い出した。
「え、なんで?」
「だってみんな『優奈ちゃんいますかー?』って聞いてくるんだもん!
みんな優奈目当てなんだよ!男どもは!!」
「え…」
い、いやなにそれ…
余計にやだよ、それ…
「…ってか、そんな男子ばっかり?」
と、カウンターから教室内を見ると、確かに…カフェにしては男子が多い…
「一応あそこにいますよーって対応してるけど、みんな優奈と話したいんだよー」
「えー…私そういうの苦手なんだけど…」
「その顔で生まれてきた優奈の宿命だね」
えー…
「…はい、とりあえずミルクティー持ってって」
「うわ、結局!!」
私は未希に、オーダーのミルクティーを渡し、また新たに紅茶を作る準備を始めた。
なんか、そんなこと言われたら
やっぱりカウンター席は作らなくて正解だったな…
ってか、厨房女子、ホール男子みたいな割り振りしてたから
こう見ると本当男率高いな…なんか、変なの。カフェなのに。
と、教室内を見渡したらその光景が面白くて笑ってしまった。


