「なんか、先輩って何割か増しにかっこよく見えるの、なんでだろうね」
「えっ、もしかして伊藤先輩?
未希がそんなこと言うの珍しいね」
「いやだから、なんで先輩だからってかっこよく見えるのかなって。
だってタメだとそこまで意識しなくない?
先輩だと途端に男に見えると思わない?」
「あー…確かに、それあるかも」
理玖先輩も、最初はとにかく大人っぽくて知的な雰囲気が素敵で…
そんな雰囲気や優しい口調が最初は好きだったんだよね。
「…やっぱ、自分より大人っぽいところが、自分にはないとこだから惹かれるんじゃない?」
「なるほどねぇ。
まぁ、優奈は顔とか仕草とかしゃべり方とか
とにかくすべてが可愛くて、私とは正反対だから惹かれたのかも」
「え、そこで私出す!?」
「いやだって入学して早々、この子と友達になる!!って思ったからね」
「はは、なにそれー」
…でも私も頭悪いから、知的な先輩が好きになったのかもな…
「ところで、伊藤先輩のことかっこいいって思ったってこと?」
「まぁ、普通にかっこよくない?
性格はそこまでタイプじゃないけど」
「あぁ、うん
顔は普通にかっこよかったね」
さすが、理玖先輩のお友達なだけありますよ、うん。


