17時、カフェオレ。



「優奈ちゃん、どれにする?」

「んー、皮がいいです!
未希なににする?」

「私はももかな」

「はいよ!」


理玖先輩のお友達先輩はさっそく焼いてくれた。


「あ、いくらですか?」

「あぁ、いいよ。
俺のおごりってことで」

「え、ダメですよ!」

「いいよ。前だけど、俺おごられっぱなしだし」

「え…でもあれはお礼だったので…」

「いいのいいの」


先輩はそう言うと、2人分のお金を用意された缶に入れた。


「それに、こういう時は先輩で、男の俺をたてといて?」


冗談だろうけど
笑いながらそういう先輩が、すっごくかっこよくて
私の胸は高鳴った。


「ほい、皮とももね!」

「あ、ありがとうございます」

「ありがとうございます!」


私と焼き鳥を受け取り、その場で食べた。


「ん、おいしい!」

「おいしいね。やっぱり焼き立ては違うね」


普段から焼き鳥はそんなにたべないけど、やっぱりスーパーのとは違う味がしていた。


「…なんか、可愛い子が焼き鳥っていうアンバランス感がまたいい…」

「おい、変な目で見てるなよ」

「だって!俺が焼いた焼き鳥でこんな可愛い子が喜んでるとかめっちゃときめいちゃうじゃん!!」

「なにそれ、絶対お前だけだよ」


お、おぉ!!
先輩も友達にはお前とかいうんだ…
こんな風に笑うんだぁ…

私が知ってる理玖先輩はとにかく大人で、知的だけど
こうやってみると、本当高校生って感じなんだなぁ…