17時、カフェオレ。





その時、私の肩がグイっと何かの力によって動かされた。

その瞬間、未希が助けに来たんだ、って思ったんだけど


「この子、俺の彼女なんだけど」

「り、理玖先輩!?」


そこには、理玖先輩が立っていた。


「…んだよ、ならそう言えよな」


男たちはそう言って、私の前から去っていった。


「ごめんね、急に。
なんかまた困ってるように見えたから」

「あ、いえ
ありがとうございます。助かりました」


…なんか、結局あれってナンパだったってことか…
こっちは真剣に宣伝しに来てるっていうのに…


「…宣伝?」

「あ、はい。頼まれまして…
先輩はどうしてここに?」

「あぁ、俺のクラス焼き鳥屋で。
だからあそこでやってるの」


先輩の指さす方を見ると、確かにいろんな先輩方が活気にあふれていた。


「すごい、おいしそうな香りが…」


こんなところにまで漂ってきてる…
焼き鳥は香りがあるから強いなぁ…


「食べてく?」

「え、あ、はい!」


私はそこで未希も呼んで、ついでに先輩の紹介もして
先輩のクラスの焼き鳥屋さんへと向かった。


「あ!理玖サボってんなよ!」

「ごめんごめん」


わぁ…っ、先輩が友達と話してるところ、初めて見た…
こんな感じなんだぁ…


「え、えぇ!!
なにその可愛い子たち!!」

「1年生。ちょっと知り合いで」

「あ、1Eの桃瀬優奈です。
うちのクラス、教室でカフェをやっているので、時間あるときよかったら来てくださいね」

「行く行く!絶対行くよ!」


あはは、みなさん元気だな。
先輩のお友達って、こういう感じなんだな…