「あ、優奈~!
お花のヘアバンあるけど付けるー?」
クラスメイトに言われ、見るとピンクのお花がついた、いわゆる花冠みたいになるヘアバンドが用意されていた。
「あ、つけるつける~」
装着すると、前髪と三つ編みの境目がキレイに隠れるし、お花がそこそこボリュームがあってすごく可愛かった。
「あと、これ優奈のエプロンとネクタイと名札ね!」
「あ、はーい」
ブラウンの小さいエプロンを付け、エプロンと同じ色で作られた、太めのネクタイをして、名札を胸ポケットに装着した。
「やっぱり可愛い子が着ると格別だわ」
「いや別に可愛くないって。
それにデザインがとにかくかわいいんだよ」
これは誰が作ってくれたんだろう。
すごいハイセンスだな。
「お前ら、もう文化祭始まるからな~
あと5分もないから、オープン準備の確認急げよー」
先生がそう言いに来たから
私は最後にケーキを確認。
テイクアウトもできるクッキーもあり、ミルクティーのレシピもばっちり置いてあるし、ミルクティー作る係にもしっかりレクチャー済み。
紅茶は時間が経つと渋みが出てくるから作り置きもできないしね。
「ケーキ足りるかな?」
「大丈夫じゃん?今も一番のグループのケーキ班が家庭科室にいると思うし。
それにそこでワッフルも焼くわけだし、そこまでケーキにオーダー集中しないよ。
それより、先輩のクラスはなにやるか聞いた?」
「え、あ。忘れた…」
自分のことしか考えてなかったよ、完全に…
先輩にはE組って伝えたけど、先輩は何組なんだろ…


