「俺、あの日本当の紫那の姿見た後このイルミネーション見て、優奈ちゃんと一緒に見たいなって思ったんだよね:
「え、私と…ですか?」
「そ。
もうあの時は本当に紫那のことでショックってよりも
優奈ちゃんに避けられてるとか、言わなきゃよかったこととか
いろいろあって…
優奈ちゃんとみることないんだなぁって思ったら悲しくて。
でも、こうやって見にこれてよかった」
先輩はそう言ってまた優しい笑顔を私に向けた。
…私だって、こうやって一緒に手をつないでイルミネーションを見に来るなんて想像すらしてなかった。
隣を歩いているなんて、ちょっと嘘みたいだもん…
「……俺、これからも17時に行くから。
だからこれからもずっと俺に、ミルクティー淹れてくれる?」
駅に到着して、大きなツリーの前でりっくんは私にそう言った。
「…そんなの、当たり前じゃないですか。
先輩が望むならいつでも、どこでもミルクティー淹れます」
そのくらい、お安い御用だよ。
ミルクティー見るたびに、嫌なくらい私を思い出すようにね。
「…なんか、さっきちゃんと言えなかったよね」
「え?」


