憧れ、か。
そうだよね。あんなにキレイで、頭もよさそうだったもんね。
憧れる気持ち、わかる気がするや。
「…逆に、優奈ちゃんは俺のこと、ただの憧れじゃない?」
「当たり前じゃないですか!!こんなに好きなのに!」
私がそういうと、先輩の顔はまたみるみると赤くなっていった。
「…だから、そういう可愛いこと言うのやめて
俺の心臓もたない…」
…だって、好きなんだもん。
好きであふれてるんだもん。
この幸せの気持ちを、誰かと共有したいんだもん…
「……もう、俺が言いたい」
「え?」
「俺、やっぱり優奈ちゃんのことが好き」
先輩のその言葉に、今度は私の顔が熱くなっていくのがわかった。
「いつもここで、一生懸命に働いているとことか、俺に優しいとことか、ちゃんと、考えてること言ってくれるとことか俺にまっすぐなとことか
全部、好き」
先輩のその言葉に、私の目からは涙が溢れた。
先輩が、私のことを好き。
そんな、ありえないと思っていたことが今ここに現実として起こっている。
そんなことが、まさかこんなに早く実現するなんて、思いも知らなかったよ…
「…私も先輩のこと好きです~!」
私がそう言っても、先輩の顔はもう赤くなってはくれなかった。


