17時、カフェオレ。




「かーのじょ。1人ー?」

「高校生がこんな時間に1人は危ないから俺ら送ってってあげよっかー?」


そう、前から歩いてきた20歳くらいの男の人が近づいてきたから
私は流れそうになった涙を拭いて、横を通り過ぎようとした。


「ちょ、ちょっとー!
俺らが送ってくってー!」


…ま、そんなうまく逃げられるわけもなく、がっつり腕を掴まれてしまったんだけど。


「…結構です。離してくださいっ!」


腕を強く振って振り払おうとしても、決してその腕は離れなくて
強く強く掴まれた腕が、どんどん痛くなるだけだった。


「…いたいってば!」


そう、叫んだ瞬間

「うぐっ…!」

と、変な声が後ろから聞こえてきて


「早く離せ」

「えっ…?」


その言葉のあとに、掴んでいた男を痛がる声を出して私の腕を離した。

かと思ったらすぐに後ろで転んでいた男とその場を離れて行った。


「大丈夫?」

「…先輩」