「…だから、あの喫茶店以外どこにも行かないの。
あそこのカフェオレが好きだってことしか知らないから」
「え、それだけですか…?」
「そ。だからビビッてどこにもいけないの。
ださいでしょ」
「え、そんなことはないです!
…他の人の考えてることなんて、それが恋人でもわかるわけないじゃないですか」
「……ありがと。
でも優奈ちゃんの考えてることなら割とわかるんだけどなー」
「え、えぇ!?
そんなわかりやすいですか…?」
「うん。
見てて面白い」
お、面白いって…
なにそれ恥ずかしすぎるんだけど…
私、そんな表に出てましたか…
「優奈ちゃんは隠し事できないタイプだよね。
感情も表に出やすいから、ちょっと優奈ちゃんの彼氏になる人がうらやましいや」
…なんだ、やっぱりわかってないんじゃん。
私は今、あなた以外の彼氏なんていらないのに…


