17時、カフェオレ。




「家まで送るよ」

「えっ、でも遠回りになりますし…」

「いいって。
暗いんだから送らせてよ」

「…じゃあ、お願いします」

「ん、」


なんか、先輩って
彼女さんには望まないなら別に…みたいな考えなのに
私に対しては私が拒んでも絶対自分の意見通すよね…
これはやっぱり先輩だから?
それとも、本当に私を想ってるから?
…ま、どっちも…かな

紫那さんは年上だから、そういうことができないのかな…


「…先輩
先輩は前、付き合ってても不安になるって言ってたじゃないですか。
それってやっぱり、なかなか会えないからですか?」

「…ん、それもあるね。
でも相手のことがよくわからないのが一番かな」

「…相手のことがわからない、か」

「そ。だから、さっき好きなら伝えなって言ったの。
俺なら伝えられたらうれしいからさ」


…そか。
先輩は、紫那さんから気持ち聞いてないのかな…

紫那さんがなに考えてるのかわからないんだよね…?


「…先輩から聞かないんですか?彼女さんに」

「うん。…聞いたことあるんだけど、そういうのは察してって言われちゃって。
だから俺からは聞かないの。
でも察するって難しいんだよね。全然わからなくて」

「…そうなんですね」


察する、なんて
できなくて当然だよ…

だってやっぱり自分以外はみんな他人だもん。
違う人なんだもん。

考えてることなんて、わかるわけないじゃん…