17時、カフェオレ。




「将人も見ない間に男になったね~」

「そうですか」

「前は中学生って感じだったのに」

「そりゃ中学生だったんで。
今は高校生なんでそりゃ違うでしょ」



…ちょっと…
理玖先輩がいるのに、なんで伊藤先輩にばっかり話しかけるのよ…
呼んだの私なのに…私が喋れないじゃん…

理玖先輩に会いに来てるなら、理玖先輩ともっと話しなよ…


「将人も彼女できたの?」


・・・だから、理玖先輩と話しなよ…
そんなこと、どうでもいいじゃん…


「…別に、成宮さんには関係ないですよね」

「えー、いいじゃん
教えてよー」


成宮(なりみや)紫那(しいな)っていうのか、この人は…
確か前理玖先輩は紫那って呼んでたよね…?


「……はぁ」


伊藤先輩は紫那さんのしつこい問いかけに軽くため息をついて
チラッと私の方をみた。


「……いないですよ、彼女。
でも俺この子狙いなんで」

「…え?」


一番にそう反応したのは、なぜか理玖先輩で
その声に、私が思わず反応してしまって無意識に理玖先輩の方を見たら、バチっと目が合ってしまった。


「なので、邪魔しないでください。
俺、この子に会いに来てるので」


そういって伊藤先輩は立ち上がって、私の腕をとった。


「・・・え?」


ちょっと待って…?
え、待ってさっき先輩、私狙い…とか言ってなかった?

言った、言ったよね!?


「い、いやいやいやいや!!」


なにそれ、いつそういうことになったの!?
あなたは未希狙いなんでしょ!