君がいたから


「泣かせすぎて疲れちゃったか
体調悪いしゆっくり休んでね…」


ポンポンとお腹を一定のリズムで優しくたたかれる感覚がした。


それが気持ちよくて深い眠りについてしまう。


そして

次に目が覚めたのは夜だった。




「………ん ? 」


汗で洋服が濡れて気持ち悪くて目を開ける。


白い天井と、いつもと違うベットに一瞬
どこにいるのかわからなくなったけど
すぐに入院することになったのを思い出す。


頭の痛さは治った気はするけど
体はまだまだ熱い…



ふと外を見てみると、

真っ暗で、急に1人きりでいるのか寂しくなりスマホを開く。


Lineのアプリを見ると、美月と香帆からメッセージが届いていた。