「…もー、私無理」 「…え」 「だって弥生ちゃんたちはもうしてる!」 この話は最終手段だった。 'よそはよそ、うちはうち'なのは分かるけれど、それでも、ずっとこのまま立ち止まったままでいたいわけじゃないんだ。 ついこの間、弥生ちゃんから聞いた話。 弥生ちゃんとお花畑くんはもう'した'らしい。 付き合ったのは私と志葉の方が先だったけれど、大人の階段を登ったのは2人の方が先だった。 どうしたら伝わるの。 どうしたら私と志葉は────… 「浅岡」 思考を遮るように志葉が口を開いた。