「……花畑だけはそれも全部知ってる。あいつ、多分あたしのこと嫌いなんだ。ゆらのちゃんたちの前じゃ普通にしてくれるけどさ」
先程の光景を思い出す。
『弥生は黙ってろ』
そう言えばあの時だけ名前で呼んでいたような。口調も私や他の女の子に向けるものよりキツかった。
「あたしさ、グループ決めの時余ったって言ったでしょ?あれ嘘なんだぁ」
それは今日の出来事と話の流れで何となく察した。友達がカップルばかりで余ったんじゃない。友達と呼べる人が居なくて、組む人がいなかったのだと。
それから、もうひとつ。
「花畑…、あたしのこと、好きにはなってくれないのかな」
お花畑くんと同じ班になりたかったのだと言うことも、何となく察した。



