【完】絶対に内緒のふたり暮らし♡1/2



おかしいな、サイレントにトレーニングしてたはずなんだけど。



「今揺れたろ。地震か?」



え?

地震……?



「…………あの、それは恐らく、私が跳んだから起きた振動と言いますか……」


「は? 跳んだ?」


「そう! エアなわとびです!」


「……震度2はあったぞ」



虹くんが苦い表情をして私をじーっと見てきた。



「嘘!? 標準体重だと思ってたけどやっぱりまだ重いのかもしれな……っ、うわぁぁ!!」



全体重がかかるなわとびである。

久しぶりに行ったせいか足がつった。


そうなれば、もう自制などきくはずもなく、私の身体は虹くんへと向かって発進……。



──ドサッ!