「そうね。わたしもすぐに星七だって気づかなかったもん」
「てか、翠……別人ってくらい痩せた!?」
4年生のレクレーションの相撲大会ではぶち切り横綱で優勝したくらいなのに。
「そういう星七こそ、肩からちゃんと腕が出てるじゃん」
当時の私の腕は太すぎるが故に肩から足が生えてるぞ、と呼ばれ、ついたあだ名は『肩足』だった。
「ってことは、私も翠も痩せたからどっちも裏切り者じゃん!」
「あははっ。そんな同盟組んでたよね。懐かしい。今度は太った方が裏切り者ってところね?」
おお……。
ここでかつての友達と再会出来たってことは、いよいよぼっち卒業の時がきたのかもしれない!



