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……で、真夜中って何をさせるつもりなんだろ?
てか……このミッションを最後までクリアすると何があるのか。
そもそもこれを企てた人はどこの誰だ!
何が目的なのかわからないし、名乗りをあげてほしいものだよ。
学校でぼっちな私はぐるぐる考えていた。
そんな5月も半ばに差しかかった昼休み。
私に悲劇……いや転機?が訪れた。
「ねぇ虹。好きって10回言って」
「……それ、言わせたいだけなやつだろ」
「バレた?」
深恵くんは私のクラスに侵入して虹くんの隣を陣取っている。
それを見た女子のみんなは、
「ふたりを見てるだけで全身運動」
尊い、眼福などと唱えながら手を合わせていた。
ここの女子、大丈夫かな……。
すると、深恵くんは私を見るや否や、挑戦的に笑ってきた。



