* * *
女子寮の三階に用意された部屋へと着いて、荷物を整理する。
ひとりだとやけに広く感じる。
当たり前だけれど、今日からはひとりだ。
……このベットも、ひとりで寝るんだ。
誰かに見つかる心配もないし、ご飯を食べたあとにコソコソと隠れながら移動する必要もない。
それなのに、どうしても私は素直に喜べない……。
私はいつの間に、こんなにも虹くんのことばかり考えるようになったんだろう。
ひと通り荷物の整理を終えて、虹くんからもらったカードをテーブルに並べた。
7つのミッション。
最初はこんなことをさせられるなんてって、訳がわからなかったし、どうなることかと思った。



