「今まで、本当にありがとう」 「……これが最後みたいな言い方すんなよ」 眉を下げて困ったみたいに笑った虹くんに、 「……虹くんは、寂しい……っ?」 ついそんなことまで聞いてしまった。 「お前のほふく前進がもう見れないとか、寂しいかもな?」 「あ、あれは……必要な手段だっただけで、決して好きでやってたわけではないんだよ!?」 「本当?」 「ほ、ホントーー!」 私がクスッと笑うと、虹くんも笑った。 そして私は、笑顔で707号室にさよならしたのだ。