拍車をかけてくる虹くんが私の顔にグイッと自分の顔を近づけた。 「……ちょっ、」 「わかったの?」 目を細くした虹くんに、恥ずかしすぎてギュッと目を瞑りながら何度も頷いてみせる。 ようやく解放されたのに、身体中の熱はちっとも引いていかない。 それに、素直に答えてるって。 もしも、私がさっきのことを聞いたら教えてくれるのかな……。 「……じゃ、じゃあ……さっきなんて言ったの?」 「さっき?」 私は堪らずに問いかけた。