……やっぱり慣れないなあ。
元旦。
目を覚ました夏菜は横に寝ている有生を見て、落ち着かない気持ちになる。
目を覚まして、有生の顔を見るたび、間違って人の家のベッドで寝ているような気分になり、慌てるのだ。
その話を有生にしたら、
「間違って人んちのベットに入ってるとか、どんな酔っ払いだ」
と言われてしまったのだが。
やっぱり落ち着かないですね……と思いながら、そうっとベッドを抜け出そうとした夏菜はいきなり腕をつかまれた。
そのまま有生の上に引っ張り倒れさる。
「おはよう。
いや、あけましておめでとうか。
まあ、昨日も言ったが」
と言う有生に抱き寄せられた。
「お、おはようございます……。
あけましておめでとうございます」
と赤くなって目をそらし、有生の胸の辺りを見ていると、
「大丈夫だろうかな」
と有生が呟く。



