「地獄の社長と地獄の秘書は結構近くで戦っているが、まだ接触はなし」
「お兄様。
なんですか、その『地獄の』は」
「なにか呼び名が必要かと思ってな」
「なんで両方同じなんですか。
作家としてその語彙不足はどうかと思いますが」
と菜々子にケチをつけられながらも、特にネーミングを変えるつもりはないようで、耕史郎はそのまま中継を続けた。
「地獄のVシネマは傷だらけになりながらも奮闘中。
地獄のうさぎは軽妙な会話で敵を煙に巻きながら、なんとなく先頭にいる」
なんだ、地獄のうさぎって……と思いながら、夏菜もモニターを見つめていた。
「お兄様。
なんですか、その『地獄の』は」
「なにか呼び名が必要かと思ってな」
「なんで両方同じなんですか。
作家としてその語彙不足はどうかと思いますが」
と菜々子にケチをつけられながらも、特にネーミングを変えるつもりはないようで、耕史郎はそのまま中継を続けた。
「地獄のVシネマは傷だらけになりながらも奮闘中。
地獄のうさぎは軽妙な会話で敵を煙に巻きながら、なんとなく先頭にいる」
なんだ、地獄のうさぎって……と思いながら、夏菜もモニターを見つめていた。



