今夜、あなたに復讐します

 わーいで結婚させられるのもな~と思っていると、雪丸は、
「それに、もしかしたら、うさぎと間違えられて見逃してもらえるかもしれないしー」
ととんでもなく見通しの甘いことを言ってきた。

「見間違えるか」
「デカすぎる……」

「って言うか、この山で野うさぎ見たことないです」
と有生、指月、夏菜が呟いた。

 それにしても、更にわらわらとこんなに人いたっけ? というくらい男たちが集まってくる。

 どうやら、もう道場を出て、警護の仕事をしているものたちも聞きつけて集まってきたようだ。

 ……みんなお祭り好きだからな。

 っていうか、みんな本当に思い思いの格好しているな。

 アロハシャツにサングラスとか、最早、なんの行事かわからないし。

 この寒いのに、タンクトップに短パンの人もいる。

 いや、タンクトップに短パンに、タスキだ。

「何故、タスキですか……」
と夏菜が訊くと、

「いやあ、過去を思い出してやる気になるので」
と笑って言ってくる。