「明日だな」
「明日ですね」
と社長と目と目で会話し合う金曜日。
幹事の夏菜も、それについてきた有生も利南子たちの呑み会に参加していた。
何度か席替えをしているうちに夏菜は指月の隣になる。
指月は彩美が連れてきた彼女の部署の男の先輩と話していた。
「俺が、男は無理だったって話をしたら、こいつ、怯えたような目で俺を見るんですよ」
そう夏菜を指差し、言ってくる。
「いやいやいやっ。
だって、いきなりそんな話題、振られても困るじゃないですか」
と慌てて言い訳のように夏菜は言った。
「おかしな風に気を使った態度をとるな。
俺は別に男は好きじゃないからな」
と指月に言われ、そ、そうなんですか、とほろ酔い加減の夏菜は頷く。



