今夜、あなたに復讐します

 夏菜は上林に礼を言いながら、急いで打った。

「指月さんから日程訊いたらすぐにご連絡致します」

 ははあ~っとクマが土下座しているスタンプを送る。

 利南子はそれで満足したらしく、今度は可愛いらしいスタンプが送られてきた。

 うさぎが、ちゅっとやっている。

 こういうスタンプ、女同士でやりとりするときには、なんとも思わないのですけどね、と思っていると、有生がやってきた。

「帰るぞ、夏菜」

「ラブラブですね~」
と上林が何故か自分の方が照れたように言ってくる。

 いやいや、なにもラブラブではないですよ。

 帰るぞって言っただけじゃないですか。

 黒木さんも一緒ですしね、と照れながらも思ったのだが、有生は今日は黒木に送ってもらうのは断っていたようだった。

「ちょっと時間あるか?
 広田とちょっとだけ呑みに行くんだがついて来い。

 加藤さんには遅くなるかもしれないと連絡してある」
と言ってくる。

「あ、はい。
 わかりました」
となんだかわからないまま、夏菜は有生について行った。