今夜、あなたに復讐します

 ああでも、早く送らねばですよっ、と夏菜は焦る。

 文字だけで、しかも敬語で送っているので、ちょっと無愛想な感じになってしまっている気がしたからだ。

 慌てて夏菜はスタンプを探すが、そんなときに限って、ラブラブな感じのスタンプしか出てこない。

 そのとき、
「夏菜」
と有生の声がして、ポン、と肩を叩かれた。

「ああーっ!」
と夏菜が叫び、なんだっ? と有生が怯える。

「ラ、ラブラブになっちゃったじゃないですかっ!」

「……誰と誰がだ」

 私と社長がですかね……?
と思いながら、有生がスマホを見てしまう前にと、夏菜は急いで言った。

「びっくりして、ラブラブスタンプ送っちゃったんですよっ。
 社長がいきなり、ぽんって触るからっ」

「じゃあ、今度から予告して触ろうか」

「は?」