今夜、あなたに復讐します




 まだ月曜か、と珍しく挙動不審な気がする指月の前で仕事をしながら、夏菜は溜息をついた。

 ……別に週末を楽しみになんてしていませんよ。

 いや、楽しみかもしれないですが。

 それは、残りの100均グッズをどう使おうかなーと思っているからでですね。

 そうそう。
 銀次さんのおねえさんにもらったあのアイビーを何処に飾ろうかなと思っているだけで。

 などと誰にも訊かれていないのに、自分で自分に週末が待ち遠しい言い訳をしていると、

「藤原っ、なにをニマニマしているっ」
といきなり、指月の叱責が飛んできた。

「あっ、すっ、すみませんっ」
と謝りながら、キーを叩く手を早くする。

 だが、そんな夏菜の頭の上をまだ指月からのお叱りの言葉が飛んでいく。

「それでなくとも、お前の顔はしまりなく、ヘラヘラしているからなっ」

「は、はいっ」

「秘書というには緊張感がないしっ」

「はいっ」