「そんなことがあったから、夏菜を強くするつもりはなかったんだが。
此処にいると、どうしてもな。
お前なら強そうだから、夏菜が恥ずかしがって抵抗してきてもどうにかなるかと思ったんだが。
お前、今まで夏菜となにかしたことはあるか」
「あ……はあまあ、少しなら」
「ほう、なにを?」
なにをって、祖父に話すことだろうかなと思いながら、
「……その、キスを少し」
と妙な答え方をしてしまう。
まるで、茶道を少したしなんでいます、というのと変わらぬ感じで。
「ほうっ。
あの夏菜にっ。
じゃあ、大丈夫かもしれんな」
「いや、でもあれは、ちょっと隙をついてしただけなので」
「ほうっ。
隙をついてキスをっ!」
そう改めて言われると、ものすごい卑怯者のようだな……と思いながら、
「いやでもそれは、はじめの頃でしたから。
なんとも思ってなかったので、警戒されることなく、サッとできたのかも」
とうっかりもらして、側に控えていた加藤に、
いや、なんとも思ってないのにするのはまずいと思いますよ……という顔をされてしまった。
此処にいると、どうしてもな。
お前なら強そうだから、夏菜が恥ずかしがって抵抗してきてもどうにかなるかと思ったんだが。
お前、今まで夏菜となにかしたことはあるか」
「あ……はあまあ、少しなら」
「ほう、なにを?」
なにをって、祖父に話すことだろうかなと思いながら、
「……その、キスを少し」
と妙な答え方をしてしまう。
まるで、茶道を少したしなんでいます、というのと変わらぬ感じで。
「ほうっ。
あの夏菜にっ。
じゃあ、大丈夫かもしれんな」
「いや、でもあれは、ちょっと隙をついてしただけなので」
「ほうっ。
隙をついてキスをっ!」
そう改めて言われると、ものすごい卑怯者のようだな……と思いながら、
「いやでもそれは、はじめの頃でしたから。
なんとも思ってなかったので、警戒されることなく、サッとできたのかも」
とうっかりもらして、側に控えていた加藤に、
いや、なんとも思ってないのにするのはまずいと思いますよ……という顔をされてしまった。



