今夜、あなたに復讐します

「待て待て。
 最近はタブレットとスマホという素晴らしいものがあるじゃないか」

 そう言いながら、有生はゴソゴソと買い物袋から透明でスタイリッシュなタブレット立てを出してきた。

「これで検索して、レシピを見ながら二人で作ろう」

「すごいです、社長っ。
 まるですべて考え尽くして買ってきたみたいに揃《そろ》ってますよっ」
と夏菜は手を叩く。

 あの店の店員が聞いていたら、
「いやいや。
 あなた方、店買い占める勢いで買ってったから、そりゃなんでもあるでしょうよ」
と苦笑いしていたことだろうが。