今夜、あなたに復讐します

「スキレットに載せるだけで、美味しさ倍増ですよね。
 喫茶店のナポリタンみたいなのが食べたいです」

「それ、いいな。
 目玉焼きを丸く焼くグッズもあるぞ。

 そうだ。
 アクもとってみたいな」

「じゃあ、肉じゃがとか。
 あ、スープもいいかもですね」

「いいな。
 野菜の皮むきたいし」
と有生はこするだけで皮がむけるスポンジを取り出してくる。

 こうして100均グッズに操られながら、メニューは決まった。

 そこで二人は笑顔のまま、お互いの顔を見つめる。

「……で、誰が作るんだ?」

「料理の本も買ってくるべきでしたね……」