今夜、あなたに復讐します

 うーん、と唸った有生はお掃除グッズを買い物袋に戻し、
「よしっ。
 料理しようっ!」
とキッチンの便利グッズをあれこれ並べて、言い出した。

 床に置かれたのは、レモンに挿したら、レモン果汁がシューッと出るスプレー。

「なにに使うかな。
 やっぱり唐揚げかな」

「いいですね。
 美味しそうですね」

「この油の温度を計るのも役に立つな」

「そうですね。
 じゃあ、やっぱり唐揚げですかね」

 揚げたて熱々の鶏の唐揚げか。
 いやいや、カレイも捨てがたい。

 どっちも、レモンをシューッとかけて食べたら、じゅわって感じでたまらないだろうなと夏菜は浮かれる。

「鶏がいいかな。
 鶏肉も切れるキッチンバサミ買ってきたし」

「あ、いいですねー」

「そうだ。
 スキレットも買ってきたぞ」
と有生は可愛らしいスキレットを取り出してくる。