俺の家に住んで大丈夫だろうかな。
セキュリティはしっかりしてるから、今のところ、家で襲われたことはないのだが。
車の中で、有生は迷いながら、夏菜を窺っていた。
俺を狙ってくるやつは怖くないけど、お前に拒絶されるのが怖いと思っていたが。
今は、お前とラブラブ新婚生活をする前に刺されたりするのが怖いな。
少し強引な手段は控えよう、と仕事の手法について考え直しながら、有生は言い出すタイミングを窺っていた。
すると、ハンドルを握る黒木がらしくもなく、チラチラこちらを窺っていて、いつもほど落ち着きがないのに気がついた。
何処かに刺客がっ?
と身構えたが、違ったようだ。
黒木が夏菜がこちらを振り向くタイミングで、今ですっ! とばかりに、カッと目を見開き、驚異の目力で訴えてきたからだ。



