今夜、あなたに復讐します

「一緒に住んだら、相手のアラも見えてくるだろう」

 見せたいんですか。
 っていうか、すでにアラだらけですけど、お宅のお孫さん。

 なのに、可愛いとか思ってしまったりするので、自分の中のなにかが重症なようだ、と思ったとき、

「ただし」
と頼久に睨まれた。

「夏菜には手を出すなよ。
 同じ部屋にしても手を出さなかったから、お前を信用して同居させるんだからな。

 いいか。
 くれぐれも言っておくぞ。

 一緒に住むのなら、絶対に夏菜には手を出すな」

 実は、夜な夜な天井裏から俺を見張っていたのだろうかと思いながら、有生は言った。

「じゃあ、一緒には住まない方向で」

「なんでだ」

「いや、住まなければ出してもいいのかと」
とうっかり言って、頼久に、

「……いいわけないだろう」
と睨まれてしまった。