今夜、あなたに復讐します

「そういえば、さっきのおじさんは何処行ったんですか?」

 指月はパソコンの画面を見ながら、
「さあ……この会社の何処かにいるんじゃないのか?」
と言って、珍しく笑う。

 この会社の何処かに、指月さん専用地下室とかありそうで怖い。

 もちろん、妄想の中のその地下室には、拷問道具が取りそろえてあった。

 指月さんにはご無礼を働かないようにしよう。

 夏菜は青ざめたまま、無言でカタカタ、キーボードを叩いていた。