今夜、あなたに復讐します

「そうだ。
 あの二人の決着はどう着いたんですかね?」
と夏菜が銀次たちの話を振ると、有生は、

「ああ、二人でまだぐるぐる回ってるんじゃないか?」
と言う。

 ……回ってるかも、と夏菜が思ったとき、有生が言ってきた。

「ところで、一緒に住む話だが」

 その話題、そっと忘れてくれることを願ってたんですが、と思いながら、夏菜は寒いのに、タピオカミルクティーをすすっていた。

 タピオカは油断すると、喉に飛び込んでこようとするので、下手な刺客より恐ろしい。

 このまま誤魔化されてくれそうにないので、
「じゃあ、あの、うちの道場に泊まり込みますか?」
と訊いて、

「それだと修行だろ……」
と言われてしまう。