今夜、あなたに復讐します

 



 何故、そんな話になる。

 くだらない。

 俺があのペットボトル一撃娘と一緒になるとか。

 ふっと心の中で頼久の提案を笑い飛ばし、有生(ゆうせい)は顔を上げた。

「わかりました。
 そのお話、お受け致します」

 ……ん?

 今、断ったよな?

「そうか。
 受けてくれるか」
と頼久は豪快に笑う。

 待て待て待て。
 此処はスッパリ断らねば。

 空気を読んでいる場合ではないぞ。

 断ったら斬り殺されそうとか考えて、ビビッている場合ではない。

 此処で断らなかったら、あいつと一生を共にすることになるんだぞ。

 あんな落ち着かなくて、得体が知れなくて。

 ちょっと可愛い女と。

 俺を見上げるとき、いつも戸惑って、照れてる感じに、はにかんで笑う、あのぼんやり娘と。