フィーネさんもジョジョリさんも姿が見えません。もう一人の会話したことのないギルドの人に話しかけます。
「あの、お酒は、お酒はありませんか?」
「は?こんな時に何を言っているんだ。邪魔だ!」
肩をトンっと押されました。
「お酒です、数日前に没収したと聞きました」
「しつこいな、今は酒なんてどうでもいいだろう、早く逃げろ、あれが見えないのか?」
見えています。
大きなドラゴンが、四方八方に9つの首を伸ばし、9つの尾を振り回しています。
冒険者たち……A級B級の方々でしょう、が連携を取りながら大きな口を開けて襲い掛かってくるドラゴンに矢を放ち、剣を向けます。
そんなものはものともせず、ドラゴンは口から何かを勢いよく吐きました。
ドラゴンといえば、火を吐くイメージですが、火のようには見えません。煙のようなものでもありません。近いものといえば、矢。もしかすると、棘のようなものかもしれません。ハリネズミの針のようにも見えます。
タンタンターンと、何かに突き刺さるような音がこちらまで聞こえてきます。地面に、岩にと、棘のような針のようなものが突き立っています。とても硬いものだというのが分かります。
狙われた冒険者の一人をかばうようにして、別の冒険者が大きな金属の縦で棘から守っていました。
役割分担ですね。
棘を吐き出した後にほんの1秒くらいドラゴンの首の動きが止まります。それを狙って、別の冒険者が首を横から切りつけました。
ですが、硬い皮膚に阻まれ、全くドラゴンにダメージを与えられなていないように見えます。
「お願いです、お酒を」
「誰に頼まれた!ったく、子供に酒を取ってこいと頼むとはろくでもない冒険者もいたもんだ。無理だ、分かったか!」
胸倉をつかまれました。
それから、乱暴に後ろへと倒されます。
すぐに、ギルド職員は何かを持ってあっちへ行き指示してから別の場所へと走っていきます。
忙しそうです。フィーネさんもジョジョリさんも離れ、一人でギルドとしての役割を担わなければいけないのです。
しかも、状況は悪化の一途をたどっています。
あの、10階建てのビルほどもある巨大なモンスターが街で暴れ出したら……。想像しただけで怖いです。
「あの、お酒は、お酒はありませんか?」
「は?こんな時に何を言っているんだ。邪魔だ!」
肩をトンっと押されました。
「お酒です、数日前に没収したと聞きました」
「しつこいな、今は酒なんてどうでもいいだろう、早く逃げろ、あれが見えないのか?」
見えています。
大きなドラゴンが、四方八方に9つの首を伸ばし、9つの尾を振り回しています。
冒険者たち……A級B級の方々でしょう、が連携を取りながら大きな口を開けて襲い掛かってくるドラゴンに矢を放ち、剣を向けます。
そんなものはものともせず、ドラゴンは口から何かを勢いよく吐きました。
ドラゴンといえば、火を吐くイメージですが、火のようには見えません。煙のようなものでもありません。近いものといえば、矢。もしかすると、棘のようなものかもしれません。ハリネズミの針のようにも見えます。
タンタンターンと、何かに突き刺さるような音がこちらまで聞こえてきます。地面に、岩にと、棘のような針のようなものが突き立っています。とても硬いものだというのが分かります。
狙われた冒険者の一人をかばうようにして、別の冒険者が大きな金属の縦で棘から守っていました。
役割分担ですね。
棘を吐き出した後にほんの1秒くらいドラゴンの首の動きが止まります。それを狙って、別の冒険者が首を横から切りつけました。
ですが、硬い皮膚に阻まれ、全くドラゴンにダメージを与えられなていないように見えます。
「お願いです、お酒を」
「誰に頼まれた!ったく、子供に酒を取ってこいと頼むとはろくでもない冒険者もいたもんだ。無理だ、分かったか!」
胸倉をつかまれました。
それから、乱暴に後ろへと倒されます。
すぐに、ギルド職員は何かを持ってあっちへ行き指示してから別の場所へと走っていきます。
忙しそうです。フィーネさんもジョジョリさんも離れ、一人でギルドとしての役割を担わなければいけないのです。
しかも、状況は悪化の一途をたどっています。
あの、10階建てのビルほどもある巨大なモンスターが街で暴れ出したら……。想像しただけで怖いです。


