ああ、そうですね。お酒って、傷の消毒などにも使うんですた。痛みを飛ばすとはなんでしょう?
「ポーションじゃ駄目なんです、お酒でないと……」
検索結果が本当かは分かりません。
正解も不正解もいろいろと混じっています。それに、人間だって、お酒に強い人も弱い人もいます。モンスターにも個体差があるかもしれません。
いいえ、それどころか、9つの首の竜にはいろいろな種類がいる可能性だって……。画像検索も試みましたが、写真ではなく、記憶の中で美化されたようなイラストと、封印されている場所での画像なのか薄暗くてよく分からない画像、恐怖のせいでしょうか焦点が合わずにぶれている画像と、はっきりとした画像は見つかりませんでした。
ですから、今、目の前に現れた巨大なナイトヘッドドラゴンと同種だとの確証もありません。
「料理にでもつかうのか?今はそれどころじゃないだろう、逃げるぞ!」
冒険者さんが私の腕をとりました。
「必要、なんです。ここにないならば、街に行けばありますか?」
必死に訴えると、冒険者さんはまだ何か言いたそうに開いた口を閉じました。
「理由は分からないが、本当に必要なことは分かった」
冒険者さんは逃げていく冒険者の腕をつかんで引き留めて、酒を持っていないかと尋ね始めた。
「は?ねぇよ!離せ!」
「じゃぁ、持ってそうな奴、しらねぇか?」
「知らないっ!」
「すまん、引き留めて悪かった」
と、そのようなやり取りを何度も繰り返す。
ああ、巻き込んでしまいました。
「ありがとうございます。でも、その、逃げてください、あとはボク一人で……」
「はっ。俺は冒険者だぜ。有事に守るべき人間を見捨てて一人だけ逃げるような真似はしねぇよ。お前だって、誰かのためにここにいるんだろう?」
ありがとうございます……と、その言葉がもう、のどが詰まってうまく声にならなかった。
「酒?そういやぁ、何日か前に酒飲んで悪酔いして騒ぎを起こしパーティーがいたぞ?」
「ああ、いたな。ギルドに厳重注意の上、酒は没収されてたぞ」
その情報を聞いて、すぐに出張ギルドへと走り出します。
「あの、ありがとうございました、没収した酒がないか、聞いてきます!」
これ以上巻き込みたくないので、冒険者さんには両手を振ってさようならです。
振り向きません。
「ポーションじゃ駄目なんです、お酒でないと……」
検索結果が本当かは分かりません。
正解も不正解もいろいろと混じっています。それに、人間だって、お酒に強い人も弱い人もいます。モンスターにも個体差があるかもしれません。
いいえ、それどころか、9つの首の竜にはいろいろな種類がいる可能性だって……。画像検索も試みましたが、写真ではなく、記憶の中で美化されたようなイラストと、封印されている場所での画像なのか薄暗くてよく分からない画像、恐怖のせいでしょうか焦点が合わずにぶれている画像と、はっきりとした画像は見つかりませんでした。
ですから、今、目の前に現れた巨大なナイトヘッドドラゴンと同種だとの確証もありません。
「料理にでもつかうのか?今はそれどころじゃないだろう、逃げるぞ!」
冒険者さんが私の腕をとりました。
「必要、なんです。ここにないならば、街に行けばありますか?」
必死に訴えると、冒険者さんはまだ何か言いたそうに開いた口を閉じました。
「理由は分からないが、本当に必要なことは分かった」
冒険者さんは逃げていく冒険者の腕をつかんで引き留めて、酒を持っていないかと尋ね始めた。
「は?ねぇよ!離せ!」
「じゃぁ、持ってそうな奴、しらねぇか?」
「知らないっ!」
「すまん、引き留めて悪かった」
と、そのようなやり取りを何度も繰り返す。
ああ、巻き込んでしまいました。
「ありがとうございます。でも、その、逃げてください、あとはボク一人で……」
「はっ。俺は冒険者だぜ。有事に守るべき人間を見捨てて一人だけ逃げるような真似はしねぇよ。お前だって、誰かのためにここにいるんだろう?」
ありがとうございます……と、その言葉がもう、のどが詰まってうまく声にならなかった。
「酒?そういやぁ、何日か前に酒飲んで悪酔いして騒ぎを起こしパーティーがいたぞ?」
「ああ、いたな。ギルドに厳重注意の上、酒は没収されてたぞ」
その情報を聞いて、すぐに出張ギルドへと走り出します。
「あの、ありがとうございました、没収した酒がないか、聞いてきます!」
これ以上巻き込みたくないので、冒険者さんには両手を振ってさようならです。
振り向きません。


