犬奴隷に懐かれました~伝説級?そんなことよりもふもふしてもいいですか?~

 驚いて検索結果を見ると、検索窓の下に「除外検索」という窓が増えています。
「まさか、これって……」
 除外検索に、ナイトヘッドドラゴンという単語を。そして、検索窓に9つの頭 ドラゴンと入れて検索ボタンを押しました。
 検索結果が1000件を超えました。
 急いで単語を追加していきます。
 9つの頭、ドラゴン、弱点、倒し方
 検索結果12件。
【9つの頭を持ったドラゴンに遭遇。弱点も分からないし、倒し方も分からない】
【討伐依頼が来た。SSS級モンスターだという。大規模な討伐隊が組まれたが、なすすべもなかった。討伐はあきらめ、封印することになった。ドラゴンの弱点とされる首の付け根に集中攻撃を試みたが、全く効果がなかった。最高位鑑定魔法を用いても倒し方につながる情報は得られなかった】
 似たような結果ばかりだ。
 倒せない、倒せないんだ。でも、封印はできたんだろうか。それで危機が回避されるのであれば……。
 検索の単語を変える。
 9つの頭、ドラゴン、封印
 検索結果24。
 運よく一つ目に封印の方法が書かれている。
「フィーネさん、メモをお願いします」
「あ?は、はい」
「9つの頭を持つドラゴンを封印した。闇の魔導士12名により、二重六芒星を用いる。二重六芒星の設置場所に追い込むために、光の魔導士40名による高度結界魔法で取り囲んだ。暴れるドラゴンにより、幾重にも重ねた高度結界魔法は次々に解除され、最後まで結界を維持した光の賢者が魔力が尽きて命を落とす」
「ユーキ、いったいこれは……」
「分かりません、すいません、鑑定では弱点も倒し方も何も出てこなくて、ただ、その、封印方法が……」
 フィーネさんはまだいろいろと聞きたそうな顔を見せましたが、私の両手をぐっと握った。
「封印の方法でも十分よ」
 フィーネさんが出張ギルドのもう一人の職員に声をかけました。
「しばらく指揮を頼みます。私はすぐにギルドへ。封印に必要な魔導士の招集そのほか現状報告などしてきます。ユーキ、一緒に街へ」
 首を横に振ります。
「そう。分かったわ。気を付けるのよ」
「フィーネさんも気を付けて」
 検索とは違う。目の前に対象物がないと鑑定は使えません。
 もう一度、視界にドラゴンの尾を入れる。
 9つの頭、ドラゴン、封印
 もう一度鑑定結果を見ていく。
 8つめの結果。