犬奴隷に懐かれました~伝説級?そんなことよりもふもふしてもいいですか?~

 どう見ても、バーヌは、どう見えるんでしょう。奴隷そのものに見えますか?それは、私が色々バーヌに頼んでいるからでしょうか……。
 ちょっと反省です。今度はバーヌのお願いを聞いてみましょう。
「いえ、何でもないわ。ユーキはどうする?冒険者じゃないんだし、いつダンジョンからモンスターが出てくるか分からなくて危険だから」
 逃げても構わないと、フィーネさんは言いたいのでしょう。
 バーヌがダンジョンで戦いに行ったのに、私が逃げる?そんなのバディとしてありえません。フィーネさんはそれも承知なのでしょう。一般人は逃げなさいとも言いません。
「フライはどれくらい必要になるでしょうか。四分の一くらいの大きさでも効果はあると思いますので、小さくして使ってください」
 フライの山は、10枚ほどだろうか。4等分して使ったとして40回分。
「まだ、材料がありますから作ってきます。それから、材料は、モモシシのレバーです。もっと必要になりそうであれば、誰かにモモシシを狩ってきてもらってください。レバーは鮮度が落ちるのが早いので、古いモモシシのレバーは食べないほうがいいです」
 フィーネさんが頷いきました。
「ありがとう。ジョジョリ、冒険者の中から、そうね、鼻のよい犬族ならモモシシの狩りも早いでしょう。何名かモモシシ狩りに出してちょうだい」
 ジョジョリさんが頷き、すぐに冒険者たちを見つけて声をかけに行きました。
 犬族?
 もしかして、もしかして、犬耳の……っ!
 バーヌみたいな……。
 ん?
 あれ?
 ふさふさしてないです。
 尻尾はちょろりと短くて、ふさふさした毛はないです。耳は、折れ耳です。
 体格はずんぐりむっくりです。あれ?バーヌとは尻尾も耳も似てないですよ?
 くるりと振り向いた犬族の冒険者の鼻が上を向いていました。あ!
 ブルちゃんです。か、かわいい!ぶさかわいいやつです!ふわぁ、ふわぁ!ちょっともふもふしたいのですが、え、駄目ですよね。それどころじゃないですよね。
 え?それどころでも知らない人をもふもふしちゃいけませんよね。うううう。
 そして、3人のブルちゃんが集められました。兄弟でしょうか。似てます。20歳前後の色違いのブルちゃん。ああああああ、眼福。
 って、本当にそれどころじゃないんです。