犬奴隷に懐かれました~伝説級?そんなことよりもふもふしてもいいですか?~

「ったく……油断も隙もない。僕のユーキに手を出そうとすれば、誰だろうと容赦はしません……」
 ぼそりとバーヌが何かつぶやきます。なんか低い声。
「ご主人様、今、まさか僕以外の誰かのことを思ってわくわくしていたんじゃないですよね?」
 へ?
 バーヌの耳がぴくぴく動いてる。口調は強気だけど、不安気な動きだ。
 あれ?まさか……。
 ルクマールさんの耳に興奮してたのばれてる?バーヌ、嫉妬してる?
 そういえば、バーヌ(犬)も、友達の家の犬をもふもふして帰るとなんか切なそうな顔してたよなぁ。

 話題そらしておこう。
「ほら、見てバーヌ。看板ができたのよ!」
 バーヌが看板を見て嫌そうな顔をした。
「ちっ。点数稼ぎが……」
「何か言った?バーヌ?」
「いえ、何でもありません。それよりもご主人様、これをどうしましょう?」
 急いでバーヌの頬っぺたぶにー。
 いったい、いつまでご主人様って言うつもりなのでしょう。
 ほっぺた引っ張られているバーヌの顔は幸せそうに見えるのですが、もしかして、こうしてほしくてわざと言っているのでは……?
「ユーキ、これなんですが、あそこに出張買取場所があるみたいなので、料理には必要ない部位なのでお金に換えて来ていただいてもよろしいですか?」
 と、手渡されたのが、モモシシの角と、ヌルク3匹分の皮だ。
「はい。行ってきます」
 受け取ってバーヌに教えられた出張買取所へ。
会議に使うような机が4つくらい並べられ、机の後ろには人が3人立っている。机の足元には木箱が置かれ、たくさんの買い取った商品が置かれているようだ。後ろにはテントが張られていて、どうやらそちらにのたくさんのお宝祭りで出た品がある。
 人が4人ほど並んでいたのでその後ろに並ぶ。
 待っている間に買取をしている3人を鑑定する。
【鑑定結果
 名前:フィーネ
 続きはWEBで】
 えっと、フィーネ、キバノ、ダンジョン、買取と検索まどに入れて検索。
【フィーネ、お宝祭りの間はダンジョン前で出張買取してきてくれないかと言ってみた。フィーネははじめ、いやそうな顔を見せたが、一緒に行くメンバーがジョジョリだと知ると、手のひらを返したようにご機嫌になった。分かりやすい。なぜジョジョリは分からないのだろうか】
 ふおう、フィーネさんはどうやらジョジョリさんのことが好きなようです。ジョジョリさんは?