うぐぐ、まるっきり嫌そうな顔をしません。むしろ、すごくうれしそうな顔。
ああ、なぜ?
そうか、よく考えたらバーヌのこと知りませんでしたね……。
仕方がありません、もっと意地悪なことを言います。
◆
「さ、三回回ってワンって言わせるからなっ」
どうです、屈辱でしょう?
三回回ってワンって言ってみろなんて、いじめっ子が、生徒を取り囲んで屈辱を与えるときの定番ですよっ。
なんて思っていたら、すくっと立ち上がったイケメン破棄奴隷は、くるくるくると3回回って、私の前にまた立膝して上目づかいで嬉しそうに「ワンッ」て……。
ああああああっ、もう無理、もう無理、もう無理ですってばぁ!
「バーヌッ!バーヌでしょう!やっぱり、生まれ変わりなんだよね?そうだよね!」
ずるいです、尻尾まで出すなんて!フリフリ嬉しそうに振るとか、そんなの、そんなのっ。
ぎゅーって抱き着いて頭なでなで。もふもふ。うわー、柔らかな髪。本当にバーヌみたいです。
「ご主人様、あの、僕を奴隷にしてくださるんですか?」
しまった。違うんです、それとこれとは話が別で……。
理性が、理性が吹っ飛んでしまったんです。
慌てて体と手を離すと、びっくりした顔でバーヌが奴隷紋を見ています。
赤く染まっていた3つ目のラインが、青くなっています。
「ご主人様が僕を受け入れてくれたから……」
いやいや、奴隷は受けいれてません。
フルフルと小刻みに首を横に振る。
「捨てないでくださいね?」
だぁーっ!そのずるいしぐさやめて!悲しそうにしっかり耳を伏せないでよぉぉぉっ。
「バーヌは奴隷じゃない。家族だったんだよ。その家族に似てるから、その、一緒に旅してもいいかなって……」
「家族……?」
「とにかく、奴隷とかそういうつもりはないから。えっと、その、友達っていうか仲間っていうか、えーっと」
どうにもいい言葉が見つかりません。どれも違う感じがして……。バーヌはどんな存在だったでしょうか。相棒……そう。
「今日から、ボクたちはバディだ。バディ。分かった?立場に上も下もなくって、えーっと、お互いに信頼しあい助け合う存在。それでいい?」
「はい。分かりましたご主人様。ご主人様の信頼を勝ち取れるよう誠心誠意お仕えいたしにゃむ」
思わず手が伸びて、頬っぺたを思いっきり引っ張っります。
ああ、なぜ?
そうか、よく考えたらバーヌのこと知りませんでしたね……。
仕方がありません、もっと意地悪なことを言います。
◆
「さ、三回回ってワンって言わせるからなっ」
どうです、屈辱でしょう?
三回回ってワンって言ってみろなんて、いじめっ子が、生徒を取り囲んで屈辱を与えるときの定番ですよっ。
なんて思っていたら、すくっと立ち上がったイケメン破棄奴隷は、くるくるくると3回回って、私の前にまた立膝して上目づかいで嬉しそうに「ワンッ」て……。
ああああああっ、もう無理、もう無理、もう無理ですってばぁ!
「バーヌッ!バーヌでしょう!やっぱり、生まれ変わりなんだよね?そうだよね!」
ずるいです、尻尾まで出すなんて!フリフリ嬉しそうに振るとか、そんなの、そんなのっ。
ぎゅーって抱き着いて頭なでなで。もふもふ。うわー、柔らかな髪。本当にバーヌみたいです。
「ご主人様、あの、僕を奴隷にしてくださるんですか?」
しまった。違うんです、それとこれとは話が別で……。
理性が、理性が吹っ飛んでしまったんです。
慌てて体と手を離すと、びっくりした顔でバーヌが奴隷紋を見ています。
赤く染まっていた3つ目のラインが、青くなっています。
「ご主人様が僕を受け入れてくれたから……」
いやいや、奴隷は受けいれてません。
フルフルと小刻みに首を横に振る。
「捨てないでくださいね?」
だぁーっ!そのずるいしぐさやめて!悲しそうにしっかり耳を伏せないでよぉぉぉっ。
「バーヌは奴隷じゃない。家族だったんだよ。その家族に似てるから、その、一緒に旅してもいいかなって……」
「家族……?」
「とにかく、奴隷とかそういうつもりはないから。えっと、その、友達っていうか仲間っていうか、えーっと」
どうにもいい言葉が見つかりません。どれも違う感じがして……。バーヌはどんな存在だったでしょうか。相棒……そう。
「今日から、ボクたちはバディだ。バディ。分かった?立場に上も下もなくって、えーっと、お互いに信頼しあい助け合う存在。それでいい?」
「はい。分かりましたご主人様。ご主人様の信頼を勝ち取れるよう誠心誠意お仕えいたしにゃむ」
思わず手が伸びて、頬っぺたを思いっきり引っ張っります。


