「約束したじゃないですか!バーヌを奴隷として扱わない、冒険者として扱ってくれるって!」
「確かに、そうね……でも、報奨金のことまでは……その、前例が……」
フィーネさんが困った顔をします。
そんな困らせるつもりはないんです。だけれど、だけれど……。
どう考えても、バーヌが一番がんばっていました。
それなのに、奴隷だからって、報奨金一つ渡さないなんて、ひどすぎます。
涙が出てきました。
ポロリポロリと。
悔しいんだか、悲しいんだか、
「ああ、ユーキ、泣かないでください。あの、僕は全然平気ですよ?むしろ、完全に冒険者扱いされると、しばらく今回のモンスターに関する調査だとか報告書だとか、そういう作業でしばらくギルドに足止めになってしまいますし……」
え?
足止め?
私を慰めようと、必死なバーヌの言葉に、涙が止まりました。
「冒険者としての義務でしたね」
バーヌがにっこり笑ってフィーネさんを見ました。
「僕は冒険者ではありませんから、義務はありませんし、協力する気もありません」
フィーネさんが焦った顔をしました。
「ちょ、それは困るわ。なんてことない事案なら構わないけれど、今回は、何の情報もなかったSSS級モンスターの討伐に成功したわけで、今後のために詳細な調書を作る必要が……」
バーヌは完全にフィーネさんの言葉を無視して、私の手を取りました。
「行きましょう、ご主人様」
「待って!」
バーヌがちょっと足を止めて、振り返り、手に持っていた剣をフィーネさんに投げます。
「そうだ、お借りしていたこれ、返します」
投げられた剣を慌ててキャッチするフィーネさん。
手元の剣と、バーヌの顔を交互に見ています。
「ジョジョリ、クラノル」
フィーネさんが、ギルドの職員二人に声をかけました。
「今回の討伐により、買い取ったポーションや酒、武器などの消費リストに月光陽の剣を追加」
「え?フィーネさん?」
フィーネさんが受け取った剣をバーヌに投げ返しました。
「これは、討伐に必要な消費だった。そうでしょう?」
ジョジョリさんとクラノルさんが顔を見合わせ、頷きました。
「どういうつもりですか?」
バーヌが飛んできた剣をキャッチしてフィーネさんを睨みます。
「これで僕を買収しようと?受け取る気はありませんよ?」
「確かに、そうね……でも、報奨金のことまでは……その、前例が……」
フィーネさんが困った顔をします。
そんな困らせるつもりはないんです。だけれど、だけれど……。
どう考えても、バーヌが一番がんばっていました。
それなのに、奴隷だからって、報奨金一つ渡さないなんて、ひどすぎます。
涙が出てきました。
ポロリポロリと。
悔しいんだか、悲しいんだか、
「ああ、ユーキ、泣かないでください。あの、僕は全然平気ですよ?むしろ、完全に冒険者扱いされると、しばらく今回のモンスターに関する調査だとか報告書だとか、そういう作業でしばらくギルドに足止めになってしまいますし……」
え?
足止め?
私を慰めようと、必死なバーヌの言葉に、涙が止まりました。
「冒険者としての義務でしたね」
バーヌがにっこり笑ってフィーネさんを見ました。
「僕は冒険者ではありませんから、義務はありませんし、協力する気もありません」
フィーネさんが焦った顔をしました。
「ちょ、それは困るわ。なんてことない事案なら構わないけれど、今回は、何の情報もなかったSSS級モンスターの討伐に成功したわけで、今後のために詳細な調書を作る必要が……」
バーヌは完全にフィーネさんの言葉を無視して、私の手を取りました。
「行きましょう、ご主人様」
「待って!」
バーヌがちょっと足を止めて、振り返り、手に持っていた剣をフィーネさんに投げます。
「そうだ、お借りしていたこれ、返します」
投げられた剣を慌ててキャッチするフィーネさん。
手元の剣と、バーヌの顔を交互に見ています。
「ジョジョリ、クラノル」
フィーネさんが、ギルドの職員二人に声をかけました。
「今回の討伐により、買い取ったポーションや酒、武器などの消費リストに月光陽の剣を追加」
「え?フィーネさん?」
フィーネさんが受け取った剣をバーヌに投げ返しました。
「これは、討伐に必要な消費だった。そうでしょう?」
ジョジョリさんとクラノルさんが顔を見合わせ、頷きました。
「どういうつもりですか?」
バーヌが飛んできた剣をキャッチしてフィーネさんを睨みます。
「これで僕を買収しようと?受け取る気はありませんよ?」


