宗平は本来悪魔のような笑みがお得意の、
人を見下す系男子だ。
しかも彼は基本女嫌い、動物嫌い、
となれば自然と子供嫌いになるだろうと思っていたのに・・・
「じゃあねオルカ・・・絶対に出歩いちゃ駄目だからね?」
私と視線を合わせ、優しい言葉で囁く。
普段からこうだったらこっちも素直になれるのに。。
いつもはああ言えばこう言う精神で喧嘩が絶えない。
口喧嘩だけじゃなく、身体を張った喧嘩も。
「・・・あい。」
素直に返事をすると再び宗平が私をギュウッと抱き締めた。
・・・なんだかいつもの宗平からはまるで想像つかない仕草に私は思わず顔が熱くなった。
「宗平様!そろそろ行かなくては!!学校に遅れてしまいます!!」
ドア越しに運転手さんの声が聞こえる。
「じゃあね、行って来るよ。」
ここに住んでいるわけでもない宗平があたかも住んでいるような言い方で玄関のドアを開ける。
「行ってらっしゃい。」
私もつい見送りの言葉を掛けてしまった。
パタンとドアが閉まる。
貰った玉子サンドを食べるため居間に戻ろうとすると、ゴムを限界までつめたパンツが落ちそうになった。
やっぱり子供用の下着も必要かも・・・
下着が落ちないように片手で上げると再び玄関のドアがバンッッ!!と開かれた!
「な、なに?!」
音の勢いに振り返ると何故かまた宗平が入って来た。
玄関から靴のまま膝をつき、再び私を全身で覆い始める。
「え?!わ、わしゅれもの?!!」
ハテナしか頭に浮かばない私に宗平がキツく抱き締める。
「はあー・・・駄目だ。。
学校に行きたいのに・・・
この僕を思い留まらせる可愛いさったら・・・
///」
頼むから学校に行って下さい。



