「貴様あ!!!!よくもオルカを!!!!」
「はあああ??!!
なんだよ、なんでお前がいきなりいんだよ??!」
「幼女の血を飲んだのか貴様あぁぁ!!!」
「ばっっ飲むわけねーだろっっ!!!!」
「じゃあなんで一つの布団で一緒に寝ている??!!貴様ロリコンだったのかあ!!」
「はああ?!!
ちょっと一緒に昼寝してただけだろが!!!!」
いきなり入って来た宗平に起こされ、私は大変不機嫌だった。
つまり私は今の今まで里桜と一緒に昼寝をしていたということらしい。
一つの布団で。
ぶかぶかのTシャツ一枚で。
し、信じられない・・・
平静を取り戻した私は途端に顔が熱くなった。
でも里桜と宗平は人の布団で取っ組み合いをしている。
そしてまた違う人の気配を感じ、私は少し開かれた襖の方を見た。
襖の間から赤い目の男がこちらを覗き見ている。
「・・・ま、マジか、一氏と二越、いつの間に子供まで作ってたんだ・・・」
そう呟く声が聞こえ、彼らを"おかん"と"おとん"と感じたのは子供だけの発想ではなかったらしい。
時計を見るとすでに16時、一体何時間寝ていたのか。
居間には私と里桜と宗平と、そして3人目のヴァンパイアである三潴聖太が座っている。
正直三潴のことを話すのはあまり気が進まない。何故なら彼はセクハラ大魔王だから。
片方だけ赤い目が特徴の男、高3、黄華高校のトップに立つ不良ヴァンパイア。
現在直接人から血を飲むヴァンパイアは少なく、本来"食血"というパウチ状の血液を購入して飲む、
にも関わらず平気でそこら辺にいる色んな女の血を飲む、"歩く猥褻罪"だ。
「え?!この子織果ちゃんなの??!」
「はあ?!
こ、コイツが・・・織果ほほほ本人なのかあ??!!」
三潴が驚くのはよしとしよう、でも里桜が今更のように驚くのはなんか色々とまずい気がする。
「だから最初からそう言ってましゅ!」
宗平の膝に乗せられた私は里桜に向かって言ってやった。
里桜がここに来てからの自らの行いを徐々に辿るにつれ、どんどん顔が青冷める。
「だーーーっっ!!!!
俺はっっ!!
なんつー恥ずかしいことを!!!」
自らの頭を抱えた里桜が畳にひれ伏した。
「織果ちゃんちっちゃいとお胸もペッタンコだね~。
はあ、ちょっと残念~。」
三潴が私の胸を名残惜しそうに見る。
さて、この中で一番の変態は誰なのか。



