「さすがうちの"bad jorker(バッドジョーカー)"だわ~!2人の女をテイクアウトだって~!ハハッ。」


え?


「"bad jorker"??」

「うん、三潴サンに異名付けたらうちのチーム名になっちゃってさ~!!」


お前か!!!変な名前付けたのは!!

それよりも里桜は?!


「ね、ねえ・・・・里桜は、もう帰ったのかな・・・・」

「・・・んー・・・?帰ったんじゃない~?」

「・・・1人で帰ったのかな。。」


あまりにも気になりすぎてつい里桜のことを聞いてしまった。

ちょっと意味深そうな「ほ~ん」という声が聞こえて、四竃が不意に私を見た。

でも私はその顔が見れず直ぐにそっぽを向く。


「ちゃんと一氏サンに会ったら言うべきこと言うんすよ??」


「・・・言うべきこと??

・・・うん、ちゃんと謝る。。」


ポリポリと肌を掻くような音と「まあいいや」という適当な四竃の声を最後に、その日は目を閉じた。

目を閉じると自分の小さな手に温もりを感じ、

四竃が私の手を握ってくれたことに安心しきって私は眠った。


里桜に言わなきゃ・・・。

嘘ついたこと、凌久を庇ったこと、

ちゃんと謝らないと。