まだ固いカチカチのアイスを一生懸命スプーンでかき取る。
駄目だ、あまりの力の無さに全然アイスが取れない・・・
それを見て、2人が直ぐに自分たちのアイスをスプーンに乗せ私に差し出してきた。
「ほら、あーんして?」
「ルカちゃん、あ~ん。」
・・・こんなに容易く私に何かを食べさせようとしてくるなんてことは今までになかったのに。
そりゃ総長なんだから当たり前か。
ちょっと照れながらも宗平のスプーンと咥え、次に四竃のスプーンをぱくっと咥えた。
恥ずかしいから2つを早く食べるあまり味が混ざってしまった。
でもどっちも口の中にしばらく残っていて、
ほどよい酸味と甘さで、
溶けた後で急に顔が熱くなった。
なんだか蘭と斗和の可愛いやりとりを思い出してしまう。
ゆっくり溶け始めたアイスを食べていると、早々に食べ終えた宗平がそろそろ帰ると言い出した。
「二越サン走って帰るんすか?」
「まさか・・・車を呼んでるよ。」
今日は4人とも来るものばかりだと思っていたからちょっと寂しい。
何気に宗平のシャツの裾を掴み、顔を見上げて言った。
「宗平、明日も来てくれる??」
宗平がしばしの沈黙のまま唇を震わせる。
彼が顔を赤らめ始めると、思っていた通りの行動を見せた。
「来る!!来るよっっ!!///」
私をギュッと抱き締め、まだ冷たい私の髪の毛を撫でた。



