「ほら!それよりも風邪引いちゃうっすよ?!着替えさせてあげるからおいで??」
「・・・」
誰が行くか。
私は四竃を無視して布団の部屋に行くと襖を思い切りバンッと閉めた。
20歳の私が着ていたTシャツを被り宗平が買って来てくれた新しい下着を履く。
スマホを見ると20時を過ぎている。
ラインを確認すると私が未読スルーにしていたメッセージが溜まっているものの、里桜からは何も来ていない・・・・
また来てくれるかもと淡い期待を抱いていたが、もう今日は来てくれないのだろうか。
・・・でも里桜のことだ、きっとまた明日になったら来てくれるはず。
「ルカちゃん!そういえば二越サンが高級アイスを買って来てくれたんすよ!一緒に食べよ!!」
人の買って来た餌で釣ろうとする四竃は本当にやり手だと思う。
さすが元極道の息子。
それで釣られてしまう私も私なのだけれど。
着替え終わった宗平がケーキを入れるような箱に入ったカップのアイスを並べてくれた。
「オルカはフォンダンショコラね。」
「ありがと。」
四竃はストロベリーキャラメル、宗平はレモンティー、・・・
一つ箱の中に残っているアイスはきっとコーヒー系だろう。
里桜のやつだ。



