幼女総長と不良たち



「それよりこの服はなんだ?!昨日僕が買ってきた服はどうした?!」

「あ・・・・これは、瞳子しゃんが持って来てくれて・・・・」

「・・・・・ふーん?
赤い鳥柄とか若干狂喜染みてるっすね。」

「子供服なんてそんなもんだよ。」


本当はハン君に買って貰った赤い小鳥柄のワンピなんだけど、また嘘をついてしまった・・・。

もし私が洸太郎に会ったと言えば、宗平はどんな顔をするだろうか。


「・・・そういえば三潴(みちゅま)は??」

「・・・・ああ、三潴サンは急なデートが入ったらしいっすよ?」

「へえ。」


・・・・さすが、三潴はいつもと変わらずで、まあそれはそれで安心なのだけれども。


居間の机の上には宗平が買って来てくれた
ほうれん草とベーコンのキッシュがあって、

なんともオシャレなストライプ柄の紙皿に置いてくれた。

四竃がフォークを並べながら宗平に話し掛ける。


「そういやあ昨日瞳子サンと車で何話したんすか??」


宗平が溜め息をつくと仕方無いといった感じで応え始めた。


「・・・・まあちょっと、身内のことだよ。
僕の兄さんもヴァンパイアだからね。今回の事件で疑われて当然だし。」

「え?二越サンて兄貴いたんすか??」

「・・・・まあね。」


四竃って凄い。

何の躊躇(ためら)いも無くさらりと宗平にお兄さんがいる事実を聞き出した。