里桜に掴まれた手首が痛くて、まるで里桜は20歳の私を扱うように強く握った。
「り、りおー・・・い、いたいよ・・・」
私の笑いじみた泣きべそに、里桜がその手首を無理に上に挙げると、
そのまま私を布団に押し倒した。
幼虫のぬいぐるみがコロコロと足元に転がっていき、里桜の大きな身体の影が私全体を覆う。
「・・・痛くしてんだけど、何ふざけた笑いかましてんの?」
「・・・っ・・」
「今のお前ならいくらでも襲えんだよ。」
「ちょっ・・りお・・・や、ヤダっっ」
両手首を掴まれて、里桜の獣のような目が私を突き刺すと
里桜の目の下の傷痕がくっきりと見えた。
数秒間お互いの顔を見つめ合い、吐息を間近に感じ合う。
こんなに里桜の顔をじっくり見たのは初めてかもしれない・・・
なんて、里桜は怒っているにも関わらず私は何を思っているのか。
足全体に冷ややかな空気を感じると、自分のワンピースが捲れていることに気付く。
・・・・恥ずかしげもなくパンツ姿を晒してしまった。。
里桜が私のパンツ姿に目をやるのが分かり、私の身体が一気に紅潮する。
「ねえっりおー、やだ、やだよぉっ、」
「・・・太もも、赤くなってる・・・。
もしかして、噛まれたのか?」
「え?」
「まさか・・・飲ませたんじゃねぇだろうな??!」
ハン君につけられた爪痕がヴァンパイアに噛まれた痕だと思ったのか、里桜がまた声色を低くして私を睨み付けた。



